意外としらない、歯磨きの科学！

今日は入れ歯のお話ではなく、歯磨きについてのお話です。

歯みがきはみなさん毎日してらっしゃると思いますが、歯磨きをしているのに虫歯になったり、口臭がきになったりしませんか？

簡単に言ってしまえば、歯磨きをしていてもきちんとできてらっしゃらない方が割と多いように思います。

そんなことに心当たりのある方や、ご自分の歯磨きに自信のない方へ効果的な歯磨きの方法をお話したいと思います。

歯磨きは回数より質です。

文献的に、科学的に根拠のある効率のいい歯磨きは、１日１回でも時間をかけて歯ブラシと補助用具を使用して磨くということです。

１日１回でもお口の中のプラークとバイオフィルムを機械的に除去できればいいのです。

通常、お食事の後は磨きて頂きたいですが…

虫歯菌が食べ物のカスの中の糖を取り込んでバイオフィルムを作るのに、だいたい１８時間から２４時間かかるといわれています。

しつこいベタベタした汚れの塊ができるのに３〜４日、歯周病菌は１晩ほおっておくと約１０００倍に増加するといわれています。

また、就寝中はどなたも唾液の分泌量が減り、むし歯菌や歯周病菌の活動が活発になってしまいます。ですから、就寝前にしっかりと

時間をかけて歯磨きをすることをオススメします。ゆっくり時間をかけて、歯ブラシとデンタルフロスや歯間ブラシをしていただくと、

軽く１０分くらいかかると思います。お風呂に入りながらとかテレビを見ながらなどのながら磨きもいいかもしれません。

また、理想的には３ヶ月に一回の歯科医院でのメンテナンスをオススメします。日々のきちんとした歯磨きと定期的なメンテナンスと

クリーニングをすることで、お口の中のむし歯菌と歯周病菌の数と量と数を減らすことができるという研究結果もあるからです。

平均寿命が伸びている昨今、一生ご自分の歯でいられるように歯磨きの質の向上と、歯医者さんでの定期的なメンテナンスで自分の歯を

できるだけ長く守っていきましょう！